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大きな力について①

 今回は大きな力を作るにはどうしたらいいかということについて、さわりの部分について説明したいと思います。

 みなさんは自分の持っている大きな力があるのをご存じでしょうか。

 もちろん筋トレものすごくやったというわけでもない状態でです。

 それは何かというと体の重さです。

 地球上では(地表からものすごく離れた場所にいる場合は別ですが)重力が発生していますので、そのエネルギーを常に保持し続けているということです。

 「また当たり前のこと言ってー」とか言われるかもしれませんが、このことをまず認識していただきたいと思います。

 ちなみに腕一本だけでも体重の16分の1ほどの重さがあると言われています。

体重50kgの人なら3kg以上の重さがあることになります。

3kgの骨付き肉を振り回していると想像してみてください。

ものすごい威力があると思いませんか?

おそらくそんなので殴られたら「痛い」だけですみそうにないですよね。

でも、実際自分の腕を使って殴ってみたら「痛い」程度で済むことがほとんどだと思います。

 何故3kgの骨付き肉で殴っても無事で済むのでしょう?

 その答えはエネルギーがどこかでなくなっているからです。

 せっかくの重さを腕の部分的な力(筋肉の収縮と伸長)によってせき止めてしまい、腕全体の重さでなく、腕の一部分の重さと腕の筋力のみを使ってしまうとこういうことになります。

 このような部分的な力は非常に弱いのです。

 いかに重さを損なわないまま相手との接点に伝えるかということが重要です。

 今回は腕だけでの話をしていますが、このことは体全体にももちろん当てはまります。
 
 腕だけでも鈍器なのに、体の重さが入ったらやばいんじゃね?って思ってきませんか?

 というわけで、次回は体の重さを相手との接点に伝えるのに武術ではどういうことをやっているかということを説明したいと思います。



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